韓国/釜山の名物[「デジクッパ」を食べるなら、このお店!!
デジクッパとは、豚(デジ)の、スープご飯(クッパ)です。どのお店でも、だいたい10,000ウォン(約1,060円)くらいで食べられる釜山の日常食です。なので釜山には、デジクッパを食べられるお店が無限あります。釜山に滞在中、色々なお店を食べ歩きました。その中で、一番美味しかったデジクッパは、このお店です!!

店名:浦項デジクッパ
浦項デジクッパは、1941年創業の老舗です。おすすめする理由は、豚肉が絶品だから!!臭みがなくジューシーな豚肉で他店とは違うクオリティです。脂からは高級和牛の様な甘みを感じます。そして、盛付け量が超豪快!!そして、そして、スープにもどハマりします。あっさりながら深みがあり、豚の旨みが凝縮されたピュアな豚骨スープです。

現地の様々なテレビ取材を受けている有名店です。
浦項デジクッパの場所

浦項デジクッパは、MRT西面駅のすぐ近くにあります。

改札を出たら、地下街「西面モール」を目指します。

西面モールに入り、

5番出口から、地上に出ます。

地上に出たら、すぐに左折し、突き当たりの「EDIYA COFFEE」まで進みます。

すると賑やかな商店街があらわれます。釜山の観光名所「デジクッパ通り」です。浦項デジクッパは、このデジクッパ通りにあります。
浦項デジクッパの営業時間

平日 | 24時間営業 |
土日祝 | 24時間営業 |
浦項デジクッパは、年中無休24時間営業のコンビニの様なお店です。なので深夜便、早朝便の際も利用できます。手作りにこだわっており、鍋の火を絶やさないために24時間営業をしているとの事!!
金曜日の17時くらいに訪問しましたが、並ばずにお店に入る事ができました!!
浦項デジクッパの店内

浦項デジクッパの店内は、広々していて、

ローカル民が食事を楽しむ光景がありました。街の大衆食堂って雰囲気です。

アルコールを注文している人が多いですが、皆、紳士的で静かに食事をしています。

店内は、クーラーがガンガン効いているので、真夏にグツグツした鍋料理を食べても苦ではありません。

扇風機もかなりの数、設置されています。

テーブルは、衛生的です。

箸とスプーンは、テーブルの引き出しに入っています。

柱には前掛けがあります。自由に使って大丈夫です。

テーブルには、メニューブックがありません。店員に要望すると、すぐに持ってきてくれます。
Menu please!!
浦項デジクッパのメニュー

浦項デジクッパのメニューは、写真付きで、日本語訳もあります!!メニュー写真を指差して注文しましょう。
デジクッパ(豚肉クッパ) | M 10,000ウォン(約1,060円) L 11,000ウォン(約1,166円) |
ポッサム定食(ゆで肉定食) | 13,000ウォン(約1,060円) |
豚の内臓クッパ | M 10,000ウォン(約1,060円) L 11,000ウォン(約1,166円) |
ゆで肉と豚の内臓クッパ | M 10,000ウォン(約1,060円) L 11,000ウォン(約1,166円) |
スンデ (韓国ソーセージ)クッパ | M 10,000ウォン(約1,060円) L 11,000ウォン(約1,166円) |
全部入りクッパ ゆで肉+豚の内臓+スンデ | M 10,000ウォン(約1,060円) L 11,000ウォン(約1,166円) |
スンデ 単品 | 小 7,000ウォン(約742円) 大 14,000ウォン(約1,484円) |
ゆで肉 単品 | 小 14,000ウォン(約1,484円) S 33,000ウォン(約3,499円) L 38,000ウォン(約4,029円) |

ドリンクメニューには、焼酎、ビール、マッコリ、ジュースがあります。

注文が終わると、店員が伝票を運んできます。浦項デジクッパでは、食後にレジで会計します。
浦項デジクッパのおすすめメニュー

浦項デジクッパは、デジクッパの名店!!なので、おすすめメニューは、当然デジクッパ(豚肉クッパ)ですが、あえて、ポッサム定食(ゆで肉定食)を注文しましょう。ポッサム定食(ゆで肉定食)は、豚肉とスープが別々に提供される料理です。別々なだけでデジクッパと内容は同じ。デジクッパより、少し割高ですが、その理由はデジクッパより豚肉が沢山盛付けられてくるからです。ただでさえ、ボリューミーなお店なのに、更にボリューミーなメニューを選ぶのが大事なことです。そして、デジクッパでは出来ない、いろいろな食べ方で、豚肉を味わえるのも、ポッサム定食(ゆで肉定食)をおすすめする理由です。
ポッサム定食(ゆで肉定食)

ポッサム定食(ゆで肉定食)
13,000ウォン(約1,378円)

このお店をおすすめする理由が、圧倒的なボリューム!!特にポッサム定食(ゆで肉定食)のボリュームは、驚異的です!!

豪快な盛付けですが、一枚一枚は、上品な豚肉です。臭みがなく、ジューシーで、脂の甘さにハマります。

デジクッパの名店で、あえてポッサム定食(ゆで肉定食)を注文する理由は、色々な食べ方で、豚肉を食べられるから。まずは、特性ダレで味わいましょう。この特性ダレ、例えるなら、ちょっと発酵した醤油のような香りがあります。そして酢の酸味も加わっています。ゆで豚を刺身の様に堪能できます。

ゆで豚にキムチを乗せ、サンチェ(レタスの一種)で巻いて食べると、辛味とサンチェの瑞々しさが加わり、スッキリとした味わいになります。

今度は、生にんにくと味噌をのせてみました。食欲が増進します。

一番おすすめの食べ方は、茹で豚をアミエビの塩水に少し付けてから、

少しだけアミエビをのせる、この食べ方!!アミエビの塩味と旨み成分が豚肉の味わいを何倍にも引き上げてくれます。

ごはんが、何杯あっても足りません!!

そして、浦項デジクッパの白濁したスープもどハマりする一品!!

白濁する理由は、豚骨を大釜で一日中、グツグツ煮込んでいるから。

スープは薄味なので、自分好みに味を整えていきます。

浦項デジクッパでは、メニューブックにそのやり方が日本語で書かれています。

ニラを入れて、

アミエビで塩味を調整します。

タテギ(旨辛調味料)で、辛味とコクを加えます。

完成!!スープが更に重厚になりました!!

浦項デジクッパのスープは、見た目とは異なり、ギトギト感がなく、あっさりした博多ラーメンスープの様です。最後の一滴までゴクゴク飲んでしまいます。

スープが熱いうちに、素麺(小麦の麺)を入れます。

大量のニラと食べる素麺も忘れられない味になります。

セルフサービスで、好きなだけ、キムチ、ニラ、アミエビ、調味料などを追加する事ができます。

アミエビは、素材力を引き上げる万能調味料です。

浦項デジクッパのキムチは、コク旨キムチ!!トゲトゲしい辛味がなくマイルドで、味噌感の厚みが加わった食べやすい味付けです。
スンデ(韓国ソーセージ)

スンデ(韓国ソーセージ)
7,000ウォン(約742円)

スンデ(韓国ソーセージ)は、豚肉の他、豚の血、もち米、春雨、香味野菜などが入っている腸詰めで、韓国のローカルフードです。

韓国では、お店ごとに特徴のあるスンデ(韓国ソーセージ)を食べる事ができますが、浦項デジクッパのスンデ(韓国ソーセージ)は、モチモチ食感が特徴です。そして、あっさり系なので、ボリューミーですが、ひとりでも一皿完食できてしまいます。
最後に

浦項デジクッパの店員は、とても親切です。入店すると、席まで丁寧に案内してくれたり、食べ方が分からず混乱していると、自発的に教えてくれました。これだけの名店なのに、並ばずにお店に入れることも魅力のひとつです。支払いは、Apple Payで行えました。空港からまっすぐ向かいましょう!!
※この記事内の情報(商品内容、商品価格)は、2025年6月時点のものとなります。
Wrote this articleこの記事を書いた人
シノダ
外食企業でメニューを作る仕事に関わっています。日々、色々な食材に出会い、試食を繰り返す毎日です。「シノダの森ブログ」では、国内外問わず、コスパの良かった飲食店やホテルを中心に紹介しています。